#5「 グラデーション」

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4Natureでは、創業当初からのサトウキビストローの販売から始まり、コミュニティーコンポストやファーマーズマーケット、さらには今年からはCSA LOOPという事業に新しく挑戦しています。

一見、関係ないようなそれぞれの事業にも一つ一つに共通した大きな目的があります。

そして、そこに至るまでにさまざまな出会いやストーリーがあります。

その出会いやストーリーについてもたくさんお話していきたいと思っています。

  • Text:

    Ryota Hirama

「グラデーション」

みなさん、こんにちは!気温もだいぶ上がってきて過ごしやすい日々が続いてますね。新年度の始まりを前にワクワク…している余裕もなく2023年度CSA LOOPの会員募集に奔走しております!

さて、この会社の考えていることのシリーズも残すところ2本です。少しでも4Natureという会社が考えていることがみなさんに伝わっていると嬉しいです!今回は前回に引き続き持続する仕組みに必要なもの2つ目「グラデーション」についてです。この、仕組みや組織におけるグラデーション、より多くの人が関わり多様性を維持するためにはとても大切だと思っています。

持続する仕組みに必要なもの

自分が好きで応援したいと思える活動をしている団体や会社には、できる限り関わり続けたいと思う人が多いでしょう。しかし、実際には関わり続けることが難しくなることがあります。その理由の1つは、前回お話したようにコミュニケーションの欠如による関係性の不和ですが、それ以外にもあります。例えば、全4回のシリーズごとの取り組みがあるとします。その取り組みは全4回全てが参加必須となっている場合があります。しかし、そのうちのたった1回だけが都合がつかず参加できなかった場合や、1回きり1時間の取り組みがあって、冒頭10分だけがどうしても遅れてしまう場合もあります。そうした場合、関わり続けることが困難になってしまいます。もちろん、これらの問題はコミュニケーションで事情を説明することで受け入れてもらえるかもしれません。しかし、余裕がなかったり、迷惑かけたくないと思って連絡しないで諦めてしまった場合、コミュニケーションを取る間もなく、その方は離れていってしまうかもしれません。

グラデーションがもたらすもの

そこで求められるのはグラデーションです。選択肢ではありません。もちろん、無数の選択肢の積み重ねがグラデーションになるのですが、選択肢ではなく幅を提案する必要があります。例えば、「今月の各週ごとに4回の取り組みを実施するので、希望の週をご選択ください。」ではなく、「各週ごとに実施しているので、ご都合に合わせて全4回のうち、参加可能な日程を選んでご参加ください。」といったような表現が望ましいです。ここで注意すべき点は、全ての選択肢をグラデーション形式にする必要はなく、取り組みの趣旨や目的を維持しつつ、より広範な人が参加できるように設計する必要があるということです。そして、このグラデーションがあることで多様性が高まり、自分の存在や居場所に安心感を覚え、よりコミュニケーションが活性化されることに繋がっていくと考えています。例えば、前回の記事の例に引き続き町内会の場合を考えると、規定通りの参加ができず、相談の上で許可をもらって参加した人が、自分の居場所に安心感を覚えることは容易でしょうか。また、全て規定通りに参加している人に負い目を感じてしまうかもしれません。特に、価値観や暮らし方が多様化した現代社会において、このような仕組みは健全とは言えません。全ての人が安心して継続して参加できるよう、また負い目を感じることなくコミュニケーションを取るためには、グラデーションが必要であると考えています。

次回、持続する仕組みを作る上で参加者がより自主的に「美味しい・楽しい・愛おしい」を実感できるための要素「余白」をお話できればと思います。

今後の記事

10月:#1.プロローグ
「ご挨拶」
11月:#2.Mission
「バランスの取れた優しい世の中に」とは
12月:#3.Vision
「自律分散型社会」とは
1月:#4.Value
「美味しい」「楽しい」「愛おしい」
2月:#5.Core part1
「コミュニケーション」とは
3月:#6.Core part2
「グラデーション」とは
4月:#7.Core part3
「余白」とは